サーバ/インフラを支える技術

[24時間365日] サーバ/インフラを支える技術 ~スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用 (WEB+DB PRESS plusシリーズ) (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
Railsレシピブック 183の技
読んだ。


サーバ/インフラを支える技術は熟読した。
この手の話は(個人的に)最近特に必要になってきているので、本気読み。
なるほど、なるほどの連続でした。
こういう話ってネットにはないのよね〜 非常に貴重な本だと思います。
サーバ構築に関わる人には必読書でしょうね。


さて、この本ですが、
サーバの物理的な話のほか、ApacheMySQLのチューニングや
Apache以外のHTTPサーバの特徴など、多岐にわたって書かれています。
また、ボトルネックを見つけるための技術についてはかなりのページ数を裂いて説明があります。
プログラマ、SEにも必要な知識がたんまりと詰まっているので読んで損はないですよ。


サーバの知識はとんとなかったけど、
この本のおかげで、サーバの体系的知識をある程度自分のものに出来たかな。



もう一個のRailsレシピブックは、
前に買ったRailsによるアジャイルWebアプリケーションでは解説不足な部分がかなりあったので購入。
RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発 第2版
この本は、Railsの概念、たとえばCoC(設定より規約)とかMVCパターンとかそういうものがサッパリ分かってない人にはいいかもしれない。
CakePHPとかZendFWとか使ったことがある人は、(Cakeの中の人はそう思ってないみたいだけど)基本的にRailsのパクりなので、
基本知識はあると思っていい。Rubyをある程度知らないとダメだけど。


どっちも使ってみての所感だけど、
Railsの方がHelper(特にAjax周り)が充実してて、かつCoCの数が大きい。(微妙にだけど)
たとえば、
hoge/hoge/1
の場合、
Cakeなら
function hoge($id = null) {
・・・
って書くと$idに1が入るんだけど
Railsだとメソッドの引数にはならず、params[:id]
で取得する。:idはRouterで設定されてる。
といった具合。


私もどうやって覚えたのか謎なのだが、
どちらも、フォームはヘルパを使って書くのが普通なので、
これは真っ先に覚えなくちゃならない。
Cakeではそんなに苦労して覚えた気はしなかったのだが、
Railsはモデルと絡む場合と絡まない場合で書き方が違うので、注意がいる。
この辺が「RailsによるアジャイルWebアプリケーション」には説明が微妙に足りてない。
また、Rails1.2系の説明で、今最新の2.x系では微妙にgeneratorの使い方が違ってたりで
2.x系ユーザにはあんまり役に立たない。


ある程度知識があるなら、Railsレシピブックだけ買って一通り目を通せば使えるようになるだろう。
ということで、Railsレシピブックはオススメ。 一番体系的にまとめてあって読みやすいと思う。



あと、関係ない話だけど、
こないだ、ちょっと打ち合わせというか、新しい仕事で軽い面接?的なことをしてきたんだけども
「部品化」してますか?って聞かれた。
「部品化」ですか・・・うーん と悩んでしまったのだけど、
OOPだと部品化ってあんまししない気がするのだけど、どうなんだろう。
ユーティリティクラスは作っても、そんなに肥大化するもんじゃないし、
それが部品というのか。
んー分からん。
私の知識が間違っていないのなら、「部品化」という発想はOOPパラダイム以前のものだと思うのだけど。
※その人がどういう意味で「部品化」と言ったのかは定かではないのだが。