プロデューサになる事。

講師と言う立場で仕事をしていて気付いたことがある。

伸びる人と伸びない人のDMD(違いをもたらす違い)だ。

実際、プログラミングを生業にしている人は分かっているとは思うが、
プログラムを覚えることはそう難しいことではない。
デザイナやセールスマンになる方がよほど大変だ。
言語を覚えるのと英語を覚えるのだったら英語の方が遥かに難しいでしょ?

そんな簡単な言語を覚えられないわけが無いのだ。
実際、独学でやってる人は星の数ほどいるしね。

では、なぜ実際問題覚えられない人がいるのか?

そういうひとは、大概学校・教室でしか勉強していない。
伸びる人は覚えが良いのではなく、努力家なのだ。
分からなければ自分で調べるしね。

何がこの違いをもたらすか? (努力の違いと言えばそのとおりなのだが)

コンシューマ(消費者)からプロデューサ(生産者)への視点の転換が出来ていない。

と私は思う。
つまり、webページをつくる、デザインをつくる、ソフトをつくる
全て生産者が行うことだ。
そういった創作活動に携わった瞬間から、あなたは消費者(エンドユーザと言った方が正しいだろう)から生産者の側になるのだ。

エンドユーザの場合は、ソフトが動かなければ、カスタマーセンターに電話なりして、文句を言えば良い。
だが、生産者は違う。
分からなければ、自分で調べなければ、食っていけないのだ。
ただ、誰かに教えてもらおう、誰かに聞こうとしているやつは生産者になるべきではない。

生産者に回った瞬間から、あなたには責任が生まれる。
その責任を背負えないようならこの世界に足を踏み入れるべきではないし、
背負えないようなやつに伸びる力など無い。

この生産者への視点の切り替えが出来ていれば、
自ずと自分のとるべき道が見えてくるはずだ。