重力の再発見
ダークマター、ダークエネルギーがエーテルのようなものだというのは発想がなかっただけにコペルニクス的転換になった。
この本の理論は、
ダークマター、ダークエネルギーというのは、実は存在していないんじゃないか?
という視点で作られている。
そもそも、ダークマター・エネルギーというのは、相対性理論では説明のつかない現象が遠くのかなり重い星で観測されたため、
そのつじつまをあわせるために出てきた概念だということ(しらなかったー)。
光が量子だと証明されるまで、光は波であり、波は媒質が(音の場合、媒質は空気)が無いと伝わらない。
なのに、光は届いているということは、宇宙はその媒質=エーテルが充満しているのではないか?
という仮説からエーテル説は生まれた。
その後、マイケルソン・モーリーの実験を経て、エーテル仮説は間違いだということになり、
最終的に、アインシュタインの光量子仮説(ノーベル賞はこれで取った)により、幕を閉じる。
ダークマター仮説もまた、そういう一時的な仮説のようなもので、
これもまた、反証されるのではないか。というのが良く分かった。
この理論が真実かは置いておいても、これの決着がつけば、科学にとって大きな一歩になるんだろうな。
その最中にこうして生きていられるっていうのは、アインシュタインが生きていた時代に生きていた人に匹敵するくらい幸運なのかもしれないな。
と思った。