動的平衡という考え

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのかプリオン説はほんとうか?―タンパク質病原体説をめぐるミステリー (ブルーバックス)爆笑問題のニッポンの教養 生物が生物である理由 分子生物学 (爆笑問題のニッポンの教養 11)もう牛を食べても安心か (文春新書)
かなり前に全部読み終わってたんだけど、読んだ感想などを。


読んだあとに気づいたんだけど、「動的平衡」はソトコトという雑誌の連載を加筆修正したものらしい。
動的平衡」という割には内容が散漫だし、深くない。
ロハスな人たちにウケそうな内容だったけど。


プリオン説はほんとうか?は狂牛病について。
まさにタイトルどおりの本でした。
多少、動的平衡的なことも書いてあります。


生物が生物である理由は、テレビの内容をそのまま起したものみたいで、あんまり読みやすいとはいえなかった。
ただ、動的平衡というのはどういうものかというのは掴みやすかった。
ざっと見たい人にはおすすめかな。


最後、もう牛を食べても安心か。
これは、そんなに期待してなかったんだけど、一番動的平衡についての核心を詳細に説明していた。
プリオン説はほんとうか?の内容が2章〜3章分くらい入ってたので、そこは読み飛ばしたけど、それ以外は、動的平衡をめぐる生命観が中心。
本のタイトル変えたほうが売れるんじゃないか?と思った。


ということで、動的平衡を知りたい人は、もう牛を食べても安心か。と買うべし。
読みやすさなら、生物が生物である理由でも良し。


散漫だけども、ロハス的な内容が盛りだくさんな、動的平衡は主婦とかにウケそう。


動的平衡」という考えは、生命観を大きく変える新しい考えだと私は思う。
そして、それが(私の中では)生命というものを一番しっくり来る形で説明していた。
この考えの下で、ものを考える(食べ物のこと、環境のことなど)事は
ほかのロハス的発想とは違う、現実味を帯び、納得できる内容だと私は思う。