一般ユーザへ向けて。

こんなブログをプログラマでもない人が見るのは少ないと思うけど、
こないだ、(と言っても、1ヶ月以上前)Ubuntuの講習会にゲスト参加してきたときの事をちょっと書いてみようと思う。
一部、事実と異なるかもしれないが、世間一般的に言われていることだと思っていただきたい。


去年の暮れから、ASUSからEeePCなる、5万円台で買えるノートPCが発売されました。
詳しく言うと、2007年10月に、台湾で発売開始。同年11月にはアメリカで発売。
翌2008年1月25日に日本での発売となりました。


日本以外の製品は、OSにASUSがカスタマイズしたLinuxが入っており、
操作性に優れたものとなっています。
これは、EeePCのスペックに起因します。
EeePCはハードディスクの代わりに、フラッシュメモリー(SDカードなどと同じようなやつ)を採用したため、
容量が貧弱で、低スペック品では、2Gしかありあません。


日本以外のLinux導入製品では、初期状態で、この2Gを使い果たす事はありません。
しかし、日本では、このLinuxプリインストール版は発売されておらず、すべての製品にWindowsXPが入っています。
初期状態で、2.3Gを使用するため、日本では4G製品のみが取り扱われています。


そこまでして、日本の製品にWindowsXPを入れたのはなぜか?
いろいろと憶測は飛んでいるようですが、まとめると、
Microsoftの圧力。(日本発OS Tronの時に同様のことをしたので、無いとも言えない)
日本人受けするように。(日本ではLinuxはマイナーすぎるため、ユーザ離れする可能性があった)
の2つのように思えます。


Microsoft関連ですが、日本政府の一部では、Windowsを導入せず、Linuxを導入するところが出ています。(NHKで特集されました。)
その際、NHKが日本ではWindowsは導入しない。と言ったところ、Microsoftから抗議(というか圧力)があり、
NHKはこの発言を撤回し、どちらでも使用することができる。に正しました。(NHKではなく政府だったかも)
ヨーロッパ諸国では、ほぼ完全にLinuxに乗り換えているのに!。


まぁ、そんなこんなで、Microsoftの圧力があるのも事実でしょう。


しかし、それに加えて、一般人がLinuxを知らなすぎるのもまた事実。
Ubuntuは見た目、操作はほとんどWindowsです。
それでいて、タダ。Officeも互換性のあるOpenOfficeがOSインストール時に同時にインストールされ、OSインストール後、すぐに使用することが出来ます。
Word,Excelはもとより、PowerPointと同等の製品も入っています。
こういった事実を知った上で、Windowsを使用するならそれで良いと思いますが、
こういった事実をしらずに、ほぼ選択権もなく、Windowsを買わせられているという事実があることを伝えたい。と主催者の方はおっしゃっていました。


店頭にLinux搭載機が並ぶ日はいつくるのでしょうかね。