本の感想とEBOについての諸々

昨日買ってきた本を2冊読み終えた。


一冊は、ホームレス中学生。話題の一冊。
内容は期待以上に面白く、期待以上に感動し、期待以上に得るものがあった。
内容はぜひ読んで欲しいので書かないが、
過酷な少年時代を生きながらも、人の優しさに恵まれ、幼いながらに悟りの境地とも言えるところまで到達し、そこから何を考えどう生きてきたのか、そしてそれが今どう人生に生きているのかを垣間見ることが出来た。
自分の生き方、人の大切さ。そんな根底的な事を考えさせてくれる一冊だった。
ホームレス中学生


もう一冊は、1ページ・マネージャー。
読んだことは無いが、1分間マネージャ(下参照)に関連する内容らしい。
1分間マネージャーの著者ケネス・ブランチャードも序文で絶賛している。
内容としては、1ページに情報をまとめましょうと言うことだ。
この中では、3枚の1ページ・リポートで会社をマネジメントできると言っている。
その3枚とは、フォーカスリポート、フィードバック・リポート、マネジメント・リポートだ。
フォーカスリポートは、今、私は何を達しようとしているのか?達したと判断するための情報とそのレベルをまとめたものだ。
フォーカスリポートに基づき行動した結果どうだったかをフィードバックリポートで良い情報と悪い情報として報告する。
そして、マネジメント・リポートで傑出した成果を上げた事例と悪循環が起きているであろう情報を抽出する。
という3段がまえの構成となっている。
3枚のそれぞれの役割も非常に重要だが、一番重要なのは1ページにまとめることだろう。
1ページという限られたリソース無いで全てを表現するのは土台無理な話なので、
優先順位の高いものを数個取り上げるだけでいっぱいいっぱいだ。
そう、ここが大事なのだ。 重要事項のみに焦点を集中し、他は二の次にする。
そうすることで、素晴らしい功績を上げることが出来るとこの本は語っている。
ストーリー仕立てで読みやすいし、内容も素晴らしい。 どことなくザ・ゴールと似た雰囲気を持っている本だ。
1ページ・マネジャー1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか!ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か



それとテレビの話。今日、昼にNHK教育を見ていたら、ギャル社長こと藤田志穂さんを紹介する番組がやっていた。
どうやらここで見れるらしい→NHK教育 10minbox.ギャル社長
さまざまな学びの形というタイトル。 藤田さんは人と会うことが一番学びになると言っている。
本編を見てもらえれば分かると思うが、彼女の行動力は半端無い。
ギャル革命なんて、当時は途方も無いであろう目標をたて、たった数年でそれを現実のものとしている。
私も彼女から学ぶべきところがあるとおもう。もう一度見直してみようとおもう。


あと、今日の夜10時から、NHKスペシャルで[http://www.nhk.or.jp/special/onair/080310.html:title=社員みんなで会社を買った
〜地方発 “EBO” の挑戦〜]という番組があった。
EBOはEmployee Buyoutの略らしい。
太陽光パネルの工場閉鎖に対し、その工場自体をそこで働いていた社員を中心にしたグループで買い取ったと言うことらしい。
高い技術力を第一においている経営幹部と出荷主眼の製造担当との争いや、そこから紆余曲折を経て一丸となって取り組む企業の素晴らしさや前半の社内争いの生々しさを垣間見れた。
信念を持ってそれを曲げずに行動する事が大切であると思い知らされた。