Joelに感服

最近よくJoel on Softwareを思い出す。
最近は、新しいビジネスについて考えることが多く、
ストラテジー・レターのBen&Jerry's 対 Amazonを読んでて良かったと思う。
覚え書き程度に書いておくと、
ビジネスの成長には2パターンあり、
Amazonのような、超大企業のようなやり方
つまり、競合がほぼ無い市場で、強い顧客ロックインのサービスをやる方法。
これには、法外な資本が必要で、すぐに大きくなる必要がある。
そして、ハイリスク・ハイリターンだということ。
その中での些細ミスは気づかれもせず、気づいた場合でも資金でなんとかする。

もうひとつは、中小企業型。
競合があり、そのビジネスが顧客ロックインが弱く、資金が無いばあいはこうするほかない。
誤りを教訓とし、ゆっくりと成長させる。つまりローリスク・ローリターンなやり方。


もし、ビジネスを起こそうというなら、
まず、どちらの戦法を取るべきかを選択し、途中で変更を許さないことだ。
それが一番やってはならないことだ。と言った所だろうか。


あと、別のストラテジー・レターの中で、下位互換性の重要性について説いている。
Windowsは、恐ろしい程の下位互換性を実装し、これほどのユーザを獲得した。
Joel on Softwareの中では、シムシティーが動かず、それを検知するプログラムがwindowsに組み込まれているとだけ紹介されているが、
実際はそんなもんじゃない。
Windowsプログラミングの極意 歴史から学ぶ実践的Windowsプログラミング!この本にいろいろと載っているが、
当時、1店舗で売っているソフトを1本づつ全て買い、順次対応させていったという逸話までもが載っている。
そのほか、プログラミングの世界でのwindows下位互換性についてめちゃめちゃ詳しく載っているので、
そのへんに興味があるひとはぜひ読んでみると良いと思う。


あとは、何事も見た目ほど簡単では無い。これは忘れないようにしないとね。