LL言語の限界

LL(LightweightLangage)言語には限界がある。と私は思う。
・・・とこのままでは語弊があるので、言い直させてもらおう。
一言でいうなれば、素人が触るもんじゃない。
といったところだろう。

さて、どういうことか。
PHP,Perlに代表されるLL言語は敷居が低い。
さくっと書いて、サーバにアップすれば動くし、(今はどこのサーバもこの2つには対応している)
余計な知識もさほど必要ない。
BASIC程度の言語知識と簡単なサーバサイドの知識さえあれば、(あとHTML)
簡単なウェブページは作れるだろう。
素人が取り組んだとしても、1ヶ月あればそれなりに作れるようになると思う。

LL言語に対して、Javaに代表される「Lightweightではない言語」はどうだろう。
Servletの設定だけでも覚えることが山ほどあるし、
eclipseの使い方もしくはクラスパスを含めたコンパイルのしかたなどさまざまな知識が要求される。
それぞれはたやすいことだとしても、それらを覚える労力を考えれば、
メモ帳だけで開発ができるLL言語に軍配が上がることは想像に難くない。

さて、そんなLL言語だが、素人が作ったコードはすべてが一緒くたになっているのがほとんどで、デザインパターン云々以前の問題である。
画面の修正など、困難を極め、重複アリアリの最低最悪コードだ。
そんなコードを堂々と配布しているサイトさえある。
まぁ、そんなものでも使う側からすればどうでもいいので、
実績があるものも中にはある。それは事実だし、
配布している人も善意の配布であり、その心意気は尊敬に値する。

さて、かく言う私も、小さなものならPHPでさくっと作ることがある。
本当に小さなものにMaple等のフレームワークを適用するのも馬鹿らしいので、TemplateEngineぐらいは用意してやっていたが、
それらに機能を追加していくと、とたんに崩壊してしまう。
これは私の技術が低いのもある。 それは認めよう。

簡単だから使うのは分かる。しかしだ
Lightweightだからこそちょっとした風で吹き飛んでしまう。
LL言語のほうが設計に力を注ぎ、慎重に実装してゆく必要がある。
と私は思う。