レビュー

こないだ紹介した本で、読み終わったもののレビュー。
ひなた先生が教えるデバッグが256倍速くなるテクニック (Software Design Books) (Software Design Books)
前半がデバック技術。終半がプログラミング技術とかそう言った話題。


主題は何らかの対処しにくい障害(この本の中では、非常に時間がかかる処理や、めちゃくちゃな回数のループ内で起こるバグ)と出会ったときにどうするか?ということが書かれている。
デバッグの技術もさることながら、プログラマとしての心構えを教えてくれる本だ。
どちらかというと、技術よりそちらの方が印象に残った。


例えば第5回 関数のhookingで、ケンイチはstubをプログラムで書き換えようとするとエラーになってしまうため、毎回自分で書き換えていた。
これは意外とよくやる(よく見る)のだが、そこに通りかかった早井先輩がささっと対策をしてくれる。
知識が無いと出来ないのだが、ここまで出来てプログラマと呼べるのではないかと。諦めて原始的な事をやったら負けだな。


あとは、第7回 proxy objectによるバグの再現。
ここでは、プログラム自体が1時間に5分しか正常に動いてくれない。(違ってたらすいません)
まぁとりあえずは、時間的制限があるのだ。
それを真に受けて1日8時間=たったの40分に全神経を注ぐのか、なんとかするのかというところ。


あと、やね先生の本はメモリの仕組みなど基本的な事柄をしっかり押さえられるように、
その辺をしっかりと絡めて解説をしてくれている。
関数のhookingなどは、Java使いの方は読み飛ばしたりしていないだろうか?
Javaでは使えないと言っても、学べることは多いし、
この低レベルの概念を知らないとやってけなくなる時が必ずくると私は思っている。
(まぁ、こう言ってはいる私だが、全部理解してるとは言えないw)


アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない (Bunshun Paperbacks)
私はアメリカに対して羨望というか、まさにアメリカンドリーム的なものを期待していたのだけども、
町山さんの話とこの本を読んで、アメリカに行きたくなくなってしまったw
と言うほどアメリカという幻想を打ち砕いてくれる本。
アメリカの真の現状を知るにはもってこい。


私は政治とか右翼左翼とかには疎くて話半分なところがあり、理解しきれていない部分が結構あると思うが、それでも楽しめた。


Subject To Change -予測不可能な世界で最高の製品とサービスを作る
まだ2章しか読んでないけど、これは面白そう。当たりかな。

他のみんなが修得したことの上達を目標にすることを戦略とは呼ばない。

この一句にはシビレた。


全部読んだらまた書きます。