本の感想ほか

今日は、特にこれといって切羽詰まったこともなかったので、本を読むことにした。
自宅だと、どうしてもPCをつけて、仕事と言わず何かしらしてしまうので、外に出てみることにした。
近くに良さげな喫茶店があることは知っていたので、昼下がりに行ってみた。
平日の昼間ということもあり、かなり空いていた。 タバコの匂いがちと気になったが、
ちょうど隅の方の席が空いており、そこはそれほど気にならずにすんだ。
とりあえず、グレープフルーツジュースを注文し、1冊目にとりかかる。
イノベーションの神話
まずは、イノベーションの神話。
半分ちょっとはすでに読んでいたので、ささっと流し読み。
私はあまりおお!というところは無かったのだが、
イノベーションにまつわる固定観念を取っ払うにはよいのかもしれない。
常に優れたものが勝つ訳ではないこと、最新の技術がつねに優れているとは限らないこと。
など、示唆には富んでいる。 読んで損はないとおもう。
私にはちょっと読む時期が早すぎたのかもしれない。


ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!
つぎは、ウェブ時代5つの定理。
これも半分程度読んでいたので、さらっと読めた。
シリコンバレー出身者の格言をまとめた本と言ったところか。
ティーブジョブス(Apple創始者)とgoogle関連者の話が多い。
格言それぞれに重みがあり、読んでよかったなと思える。
ハッカーたるものの心意気。そんなものを感じ取れる1冊だ。
この本の最後にスティーブジョブスがスタンフォード大学での卒業生向け演説の内容が一部取り上げられている。
この講演は非常に聞いてそんはないと思う。
有志が字幕付きで公開してくれているので、ぜひ見てほしい。
スティーブジョブス スタンフォード大学演説


「派生開発」を成功させるプロセス改善の技術と極意
次は、「派生開発」を成功させるプロセス改善の技術と極意だ。
これも2章の途中まで読んでいたので、あとはさらっと流し読み。
イマイチピンと来なかったというのが率直な感想。
まとめると、
場当たり的にコード修正をせずに、変更要求からしっかりした仕様を作成し、
変更点を洗い出し、それをレビューなりで正当性を確認した上で作業に取りかかれ。
といった内容だと理解した。
この言い分は非常にごもっともで、倣わなければならないだろう。
しかし、私のような個人事業で派生開発というと、
前の担当者(個人・企業問わず)がもうやれないと客を切ってしまった場合や、
あまりにも対応が悪く、客が別に頼むと言っている場合などに回ってくることが多い。
そうなると、アイミツをとっている場合がほとんどで、
ある程度工数を見積もって、だいたいこんなもんだ。といわざるを得ない。
この本では、その辺は触れておらず(後半は流し読みだったのでそこで振れ触れているかもしれないが・・・)
基本的にコードレベルで仕様を確認し、修正点をしっかりと洗い出せとあるように見える。
そのあたりの矛盾はある程度予想して高めに見積もることくらいなのだろうか。
とりあえず、期間さえある程度あれば、準備8割、作業2割といった形で進めることが成功のカギと言った所だろうか。


ふつうのHaskellプログラミング ふつうのプログラマのための関数型言語入門RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発 第2版
最後はこの2冊。
PCが無い状態でこれを読み進めるのは至難だと思う。
Haskellに関しては、なんとなーく概要だけ掴めた。 あとは実戦で覚えていこうと思う。
Railsはほとんど触ったことが無かったが、読み進めてみると、あらこれCakePHPと同じやん。
ということで意外とサクサク読み進められた。
Rubyは構文がスマートでCakePHPでやっていることがもっと簡単にできそうな気がした。
Rails(Ruby含め)も本腰上げて取り組まねば!


最後に、CakePHPの話。
一般的なホームページに限らず、だいたいのサイトは静的ページが少なからず含まれる。
CakePHPnの場合は、静的ページをどうやったら出力できるのか分からなかったんだけど、
ちょっとぐぐってみたら、やり方が紹介されていた。
views/pagesフォルダ以下に、htmlを置くだけのようだ。
通常だと、拡張子をctpもしくは、thtmlにして、リンクや画像をCakePHPに従って修正せねばならないようだが、
compile_viewを使用すると、この置き換えをしなくても大丈夫。
自分で作っておいてなんだが、静的ページとの組み合わせは非常にスマートにいける。
いま、仕事でSNSを作成しており、そこでcompile_viewを使用している。
現状、view部分はかなりスマートに書けている。
ある程度形になりつつあるので、近いうちに修正版として公開しようと思う。